ならみおダイアリー

27歳で会社を辞めて、地元山梨県都留市にUターン。地域おこし協力隊 / 古民家ゲストハウスオーナーをしています。

ゲストハウスのはじめ方

ゲストハウスのはじめ方

 

「ゲストハウス」という言葉から
皆さんはどんな形態の宿をイメージされるでしょうか。

ホテルなどと比べて宿泊料が安い。ドミトリー形式。
多国籍でワイワイガヤガヤな感じ。
…といったあたりが最近はオーソドックスですかね。

 

あるいは、辺境の地にある古民家一棟貸しみたいな、
高価格帯のリッチな感じも出てきてますね。

 

調べてみたのですが、「ゲストハウス」という言葉の意味の
明確な定義は現状、どうやらないようです。
結婚式場とか、迎賓館みたいな場所を
「ゲストハウス」と呼んだりすることもありますよね。
そんな中でもだんだんと、「宿屋」のイメージが強くなりつつある現在。
いろんな形態が今後も増えてくると思うので、
調べてみると面白いかもしれないですね。

 

都会の喧騒を離れて、ひとりで、あるいは家族でゆっくりしたい。とか
旅の途中に立ち寄って、いろんな出会いを楽しみたい!とかとか
いろんなニーズがありますし。


最近はインバウンドだけではなく、日本人の国内旅行でも
「観光地」とされている場所にレジャーに行く以外にも
もうちょっと余暇的、といいますか「里帰り」風に
自然の豊かな場所にゆっくりしに行くというのが
メジャーになってきているように感じます。

私の運営している 古民家ゲストハウス あわ は
そんなニーズにお応えしたく産声をあげました。

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小学校の通学路にもなっている歩行者道路沿い。
家中川という用水路が目の前を流れて
いつも水の流れる音に包まれています。裏には富士急行線。

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宿泊室は2階です。イベントスペースとしても貸し出していて、
週1回、ヨガの先生に来ていただいてヨガ教室を実施したりもしています。

 

民宿と民泊の違いって何? 

 

あと、よく浮上する疑問がこれ。

ゲストハウスを営業する際の民宿・民泊の違いって何?というやつです。

 

民宿=反復して継続的に営業。
※旅館業として登録。

民泊=一時的に営業。
(年間180日以内 法案成立予定)
※住宅宿泊事業法上の民泊として届出。

 

という形です。
わたしは、年間180日以下の営業ですと部屋数も少なくゲストハウスとしての営業が成り立たなくなってしまうと感じたので、「簡易宿所」として営業許可を取得・実際に営業しています。
 

「ゲストハウス」のはじめ方

「いつかこういう場所を自分でもやってみたいんです」
「ゲストハウスを開きたいです」
という方も増えていますね。かくいう私も、その1人でした。

今日はそんな方のために、数ある「ゲストハウス」の中から
私が最も簡単に、自己資金ゼロで4月開業にこぎつけた経緯を
ここに残しておこうと思います。

何か質問とかありましたら、TwitterでもFacebookでも、
気軽に投げていただけたら嬉しいです。私も勉強になるので。

 

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ゲストハウスとして使用する物件の取得

 

わたしは山梨県都留市の自宅2階を
ゲストハウス・イベントスペースとして管理しています。

 

今年の元日から、結婚を機に引っ越し(ただ旦那さんは東京在住で別居婚です)、
前の住民だった方がairbnbで民泊をしていた物件を引き継ぎました。

 

全住民から直接賃貸しているので、
賃貸契約書も自分たちで作成し、契約しました。 

 

www.airbnb.jp

 

おススメの方法は 空き家バンク を活用することです。
ただ契約の際には、民泊を行うことを大家さんが承諾してくれるかどうか、
などしっかりと聞いておく必要があると思います。

また、都道府県によって旅館業の営業許可をもらえる条件は微妙に異なって来るので、物件探しと並行して資料を読み込み、条件に合致する物件かどうかを見極めることもとても大切です。特に浄化槽の人槽とか。

わたしのところは
宿泊定員数=浄化槽の人槽数-居住している人数-2 になりました。

 

あとはそもそもですが、ご自身が「どんなゲストハウスをつくりたいか」によって形態も異なってくると思いますので、人に聞かれてぱっと答えられないうちは、このコンセプトづくりから始めた方がいいと思います。

 

なかなか思い浮かばないときは、興味にちかそうなゲストハウスに、
ためしに泊まりに行ってみるのも手だと思いますよ^^

 

簡易宿所営業許可の取得


宿泊施設をやるには、旅館業法 という法律にのっとって、
営業許可を取得する必要があります。

これ、許可なしで営業していると
「6か月以下の懲役又は3万円以下の罰金」に処される事があるそうで、
実際に検挙されている例も増えてきているみたい(とくに都内)。

 

ゲストハウス・旅館業(簡易宿所)の営業許可を取得する手順はこれだ!

 

旅館業の営業許可を取得するためには、
ざっとこんな感じの手続きが必要になります。


①使用する物件の確定

②管轄の保健所に旅館業法の営業許可取得を目指している旨を伝える

③「旅館業申請の手引き」的な資料をもらえる(HPでダウンロードできるところもあります)ので、読み込んで使用予定の物件と条件が合うかどうかをチェック

④物件の平面図、申請書類を持参して保健所に提出相談

⑤排水の管理について:林務事務所に「水質汚濁防止法」に対応する「施設設置届」という書類を提出し、受理証明書をもらう

⑥消防法:消防署に相談・現地確認に来てもらう。消火器や非常灯、煙探知機などの設置確認やアドバイスをもらい、対応する。指導を受けた証明書をもらう

⑦建築基準法:うちの場合は築80年の古民家で、本来提出が必要な「検査済証」というものの発行が不可能だった。そのため保健所で相談し、管轄の建築事務所で指導を受けた結果、「既存不適格」の認定を受けたという書面を作成し提出した。

⑧ ⑤⑥⑦の書類と、指定された必要書類を保健所に提出、検定料22,000円を支払い

⑨保健所の現地調査

⑩審査の末、承認されれば営業許可証の交付

 

これらを全てほぼ私1人で行って、許可証交付まで約3ヶ月かかりました。
書類を提出に行くたびに「開業予定はいつですか?」と聞かれますが
3ヶ月以上先で余裕を持ってみておいた方が、お役所の印象もいいです。

 

許可が取れたら、営業開始!

私のところは集客の入口は3つにしています。

・自分で作成したWEBサイト

・airbnb

・booking.com

 

下2つは宿泊料に加えて、媒体に紹介料を支払わないとならないのがネック。
できたら無用な出費は押さえたいので、自分で作ったHPからの予約がベストです。

 

何はともあれ、走りながらどんどん改善を重ねていけるのが
個人で小さく始める利点!
少しずつですが予約も入り始めているので
ゲストの満足度を高めるためにどんどん工夫を重ねていきたいと思います。