田舎フリーランス養成講座@都留が2週目を終え、折り返し地点に到達しました。
1日1日がものすごく濃くて、もう3ヶ月ぐらい経ったんじゃないかって感じです。
きょうは中間地点でいま思うこと、今後に向けての方針ややっていくことを、
今後のためにも整理しておこうと思って久々にブログを書きます。
Contents
そもそも都留でいなフリを誘致することができたきっかけは?
誘致のきっかけについてはこちらのブログに詳しいです。
実はわたし「運営統括」とか名乗っていますが、正直WEBに関してはこれといった強みや稼いできた実績もなく。地域おこし協力隊×ゲストハウスオーナーというパラレルキャリアを歩んでいるということぐらいで、他は講師や運営としてやれるだけのスキルなんて 正直ないと思っていました。
そんな中でも「好きな場所で好きな人と、やりたいことはできる」を証明したいという気持ちの強さは誰にも負けないなと思い、ガクブルしながら、今回のいなフリ@都留開催のオファーと、運営統括としての立場を引き受ける、という挑戦に至ったんです。
なぜその決断に至ったのか、その先に自分が実現したいと思っていることは何なのか。も、前掲の記事に書きました。 興味のある方はぜひ読んでみてください。
いなフリ@都留をやってみてよかったこと
#地域おこし協力隊 は、いなフリを自分のいる地域に誘致すること本当にオススメ。空き家活用できるし、外部から人来るし、地域の飲食店や宿泊施設にお金落としてくれるし、地元の人との交流も生まれるし、良いことしかない。やらない理由が不明。もっと上手くやれば自分のスキルも飛躍的に向上する。
— ならみお🗻いなフリ都留開催中! (@naramio0512) 2018年3月1日
上記のつぶやきがまさにそのまま。やってみて、よかったことしかありませんでした。
昨年都留市では、一気に4件の民泊・ゲストハウスが立ち上がっています。
この他にも、これから民泊事業に参入したい、家の空きスペースを活用して民泊を始めてみたい、という相談がわたしのところにたくさん寄せられてきています。
ただ現状、観光地でない都留市には、これらの宿を全て埋めるだけの「観光スポット」や、わざわざ都留そのものに来ようとする「目的」となるものはまだまだ乏しいのが現状です。
そこで考えたのは、「まち全体をひとつの宿にする」こと。
イタリアの田舎町「アルベルゴ・ディフューゾ」ってご存知ですか?
ここは街中の民家ひとつひとつが小さな宿になっていて、個人経営のレストランやお店も点在する、古き良き街並みが残る場所。 1泊目はAさんの家に泊まり、Bさんの畑をお手伝いして、お昼ご飯をご馳走になり、夜はCさんの経営するレストランで食事をとり、 2泊目はDさんのお家に泊まる…といったような、家々をまわって日常の暮らしにより近い体験をすることで、まちのリアルな暮らしぶりや文化を 肌で感じることのできる、新しい「観光」のかたちなのです。
都留市も、まちの様々なところに素敵な人がいたり場所があるので、それらの点と点をつないで 従来の「観光地」にはない、リアルな暮らしぶりや体験をしてもらえる場所にらなりうるのではないか。 そう思ってわたしとしては、このまちで新しい「観光のかたち」が作れないかと模索をしているわけなんです。
そこで今回「田舎フリーランス養成講座」というコンテンツが入り、WEBで稼げる技術を学びながら 田舎暮らしを体験出来る長期滞在プログラムを掛け合わせることで、一気にその構想が現実化してきている感があります。
1ヶ月という長期間まちに滞在しながら、自分自身と向き合ったり、できなかったことができるようになる体験をしていったり、 そうしてたくさんの「思い出」を作っていくことでこのまちが訪れる人にとっての「第2のふるさと」になる。
そんな土壌をここを起点にして、引き続き育んでいきたいと思った次第です。
今後および次回にむけた改善点
良かったことは枚挙にいとまがありませんが、と同時に改善点も山のように湧いています。 終わった後にもきちんと振り返りしようと思っているのだけれど、現時点で自分の頭の中にあって必ずやろうと思っていることはこれ。
準備段階から地域の人たちを巻き込む仕掛けをつくる
今回は正直、いなフリそのものにフルで関わることが初めてだったので、慣れることに精一杯でそこまで気を回すことができなかったのが反省点です。
今週末にイベントを企画してみたり、日常的に夕ご飯を開放して市民の方に遊びに来てもらえるようにしましたが、まだまだこんなものじゃないなと。
普段から親しくしている都留への移住者の方たちは、今回のいなフリ開催をとても気にかけてくれて、 ワークショップを開催させてくれたりとか、夕ご飯に来てくれたりとか、必要物品や場所を無償で提供してくれたり、本当に本当に助かっています。
でも正直、まだまだこんなもんじゃないんですよね、都留の底力は… もっと参加者サイド、内側まで市民の人に入り込んで欲しい。ここでスキルを学んで、盗みとって(笑)自分のしている活動のステージアップに役立てて欲しい。 そんな気持ちが強かったんだなということに今更気づいています。
「第2のふるさと」たるための環境整備
事前準備、運営の部分ではこれ以上ないくらいにベストを尽くしたつもりでしたが、 やっぱり蓋を開けてみると「もっとこうしたら良かった」ということはでてくるものですよね。。今回もそんなことがたくさんありました。
例えば、滞在先のシェアハウスの環境整備。 今回ありがたいことに定員を超えるお申し込みをいただき、急遽滞在先となるシェアハウス用に 「空き家バンク」を介して空き家を一棟お借りしてるのです。個室希望者が多かったので、なんとかその空き家を借りることで一安心…となっていましたが、 問題はそこから。
大人数で住むことになるので通常の電気使用量ではすぐにブレーカーが落ちてしまうし、季節的なところもあって、やはり2月中旬はまだ寒い… 燃料代もばかにならないし、集中して作業や学びに臨める環境100点満点かというと、決してそうではない。
参加者のみなさんには不便な思いをさせてしまって、申し訳なかったなぁと思います。
ただそんな環境下でも、みんなで協力・工夫してブレーカーが落ちないように電気を工夫してつかったり、 私がなにかを運んだりとか作業をしている時に積極的に手伝ってくれる人がいたりと、「ザ・共同生活」的な営みが生まれているのも事実で。
その辺の不便さや、一見「めんどくさい」と思うようなことかが、あとあと振り返った時に思い出になってたりとかする時もあるんだよね… あれっ、改善する気ない?笑
いやいや、もうちょっと次回は真剣に取り組んでいこうと思っています!
後半2週間の展望
最初のうちはわからないことだらけで、探り探りやっていた部分もありますが、だいぶお互いに慣れてきて勝手がわかってきました。 受講生達との距離感や接し方、どんな空間を作っていきたいかの自分自身のイメージが徐々に固まりつつあります。
最初のころは「金谷・いすみではどんな風にしているんだろう?」って正解を探してしまう自分だったのですが、最近はなんだか開き直ってきてw 都留には都留のいなフリがある。どんなスタンスで受講生たちと、この場と、関わっていくのかは自分で決めたらいいんでない?というスタンスに落ち着いてきました。
講義の場に立っても、基本的に私から一方的に教え諭すようなことはしない。受講生たちの中に、ちゃんと答えはあるから。不安や恐れの要素をなるたけ排除し、その人の持つ本来の資質を解放する。出会って2週間、みんなの表情がどんどん活き活きとしていくのを見ていて本当に幸せを感じる。
— ならみお🗻いなフリ都留開催中! (@naramio0512) 2018年3月5日
今期終了後の展望
いなフリ@都留 2期開催します
同時進行で、(株)Ponnuf社長池ちゃんに次回開催予定地を一緒に視察してもらったり、今後の展望について話をしたりしています。
直近のこととしては、次回開催が決まりました。わーい!
9月開催を予定しております。夏です!
学生さんたちの夏休みに合わせて、今度はできるだけ地元に近い人や、社会人の方でも移住を少しでも考えている人にたくさん参加して欲しいなと思います。
つる小屋を舞台に「ローカルスタートアップラボ」始めます
今回の田舎フリーランス養成講座@都留 メイン会場として使用させていただいている「つる小屋」。 ここを引き続き拠点として使用させていただき、都留市内及びその近隣地域で、フリーランスや小商いとして活動していく方々同士の塾を開講したいと思っています!
半年間のプログラムに、毎回講師をお招きして、課題を実践しながら各々のビジネスをブラッシュアップ・ステージアップしていく試み。プログラム期間中は、受講生はつる小屋のコワーキングスペースを無料で利用することができるという特典付き。 こうして、一緒にこの都留のまちを面白くしていく仲間をどんどん増やしていきたいなと思っています。
おわりに
つらつらと書きましたが、まだまだ折り返し地点、あと半分いなフリ都留1期、あります! そんな中でももう既に「都留にいなフリを呼んでヨカッタァ~!自分グッジョブ!」って心境です。笑
このムーブメントがぜひもっと、日本全国に広がっていったらいいな。
私にできることがあったら、ぜひお問い合わせフォームから連絡をください。
外部からの見学・ゲストさんも受け入れしています^^
また3/10(土)にはイベントも開催予定です。ぜひとも足をお運びください!
\つる小屋リノベーション!/田舎フリーランス養成講座@都留 参加メンバーとの交流会&ライブペインティング!
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