週末婚の妻から、転勤族の妻さんへ

先日出演させていただいたNHKあさイチの特集「平成から令和へ 夫婦のカタチ」
番組内で、福岡県に住んでいる同年代の「転勤族の妻」さんからこんな感想をいただきました。

私は週末婚がうらやましいです。
転勤族の夫と結婚して5年になりますが、仕事も正社員で続けられず、
自分のキャリアアップは何もできていません。
新卒で6年続けていた仕事も、結婚して辞めました。
転勤族と結婚する女性のリスクは、かなり大きいなと思います。

この感想を聞いて、めちゃくちゃ考えさせられました。
今日はそのことを記事にしていきたいと思います。転勤族の妻さんに、届くといいなぁ。

結婚したら、女性はキャリアを諦めないとならないなんて、思い込みだと思う

私は「二拠点週末婚」3年目。
平日は生まれ故郷でもある山梨県都留市で仕事をし、旦那もまた地元・東京都品川区で暮らし会社員をしていて、週末にどちらかの家に会いに行くという生活をしています。

結婚した当初から私たちはこの生活をしているのですが、迷いはほぼありませんでした。

それは、私たちにとっての「結婚」とはなんなのか、なんのために「結婚」するのかということが、あらかじめしっかりとすり合わせされていたことが功を奏しているように感じます。

NHKあさイチに出演!二拠点週末婚中の妻が、テレビでは語れなかったことに答えます【なんで「結婚」したの?編】

当初は私も「やっぱり同居したいかも…」なんてことを言ってみたり、迷うこともありました。

旦那は転勤族ではないので、同居するとしたら東京一択なのですが、それでも自分のキャリアを諦め、一緒に暮らすという選択肢も十分にあり得たし、今でもふと迷いが生じることがあります。

それでも、週末婚を続けよう、これが今の私たちにとってはベストなカタチだ、と納得できているのには理由があります。

週末婚を選択したきっかけは、夫のこんな言葉だった

旦那と付き合う前、6年ぶりに再会する直前に、彼がFacebookに投稿していた何気ない言葉が、今振り返ると私たちの指針になっている気がします。

【理想の恋愛とか、パートナーシップとか】

お互いが自立した関係が良い。

夢や理想を共有しつつ、まずはお互いが自分の想いや理想を大事にする。
自分の人生を生きて、自分を大切にして、お互いが自立した良い状態で、その上で生活を共にしていく。

理想とか、趣味とか、嗜好とか、なるべく一致している方が良い。

違いが多い中で、自分を大切にしようとすると、一緒にいる時間がなくなっていきそう。
同じものを食べて美味しいと思ったり、同じ景色をみてきれいと思ったり、
体験や感情は、なるべく共有できると良い。

違いは、違いとして認め合う。

そして、一生恋していたい。

一緒にいるだけで、こんなにも世界は美しいって思ってしまうような、夢を見れるのが恋だと思う。
この強烈なパワーは依存を生みやすくて、自立との両立に人間的な器が問われる感じがする。

つまり何が言いたいかというと…

大切なのは形式や距離ではなく、自分自身の「納得感」

なのかな、と。

相手のことを大切に思うからこそ、相手以上に自分自身の納得感=想いや理想を大切にすること。

自分がほんとうにやりたいことを我慢して、不機嫌でいるのを相手のせいにするのって
すごく不自由だなって思います。
「転勤族の妻」さんがそうだとは言い切れないけど。

でも、少なからすこの社会には「結婚するためには自分のキャリアを諦めなきゃならない」
そんな呪縛に囚われている女性はまだまだ多いのかなと思っていて。

そしてその呪いを解くのもまた、私たち女性自身なのかなと思っています。

一人でも十分楽しい。でも、二人でいると、もっと楽しい。

「あなたと結婚してよかった」そう心から思えて、言い合える関係性を育むために。

もっと”わがまま”に生きる人が増えてもいいんじゃないかな?

そんな思いで、私は今日も2拠点週末婚生活を生きてます。

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