地域おこし協力隊制度が失敗する要因について、現役隊員が本気出して考えてみた。

 
地域おこし協力隊制度がスタートしてもうすぐ10年。任期を終えた元隊員の方々の、その後がだんだんと報告されるようになってきています。
 
もっとも理想的とされているのは、派遣された土地に馴染み、その土地に定住して起業し雇用を作り出すこと。地域の起業に就職したり、その土地の伝統工芸を継承すべくNPO職員になる方もいるそうですね。

その一方で、「こんなはずじゃなかった」と任期を待たずして地域を去ってしまう方も一定数いらっしゃると聞きます。いったいなぜそのようなことが起こるのでしょうか。
 
 

地域おこし協力隊の「失敗」例は枚挙にいとまがない

「地域おこし協力隊」と検索すると一緒に「失敗」とでてきて、このあたりの記事がよく読まれているみたいですね。
 
 
なぜこんなことが起こるのか。
現役隊員として現場を見ていて、それには理由があることがわかりました。
 
それは「地域おこし協力隊」の受け入れ予算が国(総務省)からの金であり、受け入れ市町村は実質無料で人材を確保することができてしまうからです。
 
 
 

失敗の要因は、採用サイドの「誰も責任を負わなくていい」状況にある

人を雇うとなると、そこにはそれ相応の責任が生じると思います。
 
採用するのにも、その後採用した人材を雇用し続けていくのにも、通常はそれ相応のコストがかかりますよね。

その分、それ以上のリターンを得られるように、より組織の方針に適した、優秀な人を採用しようと努力する。採用した人材を育成する。働きやすい環境を用意できるよう努める。
 
そういった、民間企業ではごく当たり前のプロセスが、行政の現場では、すっ飛ばされているわけですね。

一切のリスクを負うことなく労働力を雇えてしまう環境でそうなるのも、無理はないと思います。

 
そこに特に「やりたいこと」もなく、ただ都会での生活に疲れた無目標な人が流れ込む。…ミスマッチしか起きません。

そんな悲しい話をこの2年ほどそこかしこで見聞きしてきました。

 

どうしたら地域おこし協力隊として、失敗せずに済むのか?

 

いちばんはそんな「誰にも管理されない」状況を味方につけることです。

私はそうやって、最初に感じていた問題意識を逆手にとり、この制度を思いっきり活用してのびのびと活動させてもらっています。

 

 

「制度が悪い」とか「役所が悪い」とかいってもらちがあかないので。
地域おこし協力隊制度を、理解のない人に「税金の無駄遣い」と言われるのを、もうやめにしたいです。

 

 

 

 

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です